会うことになった
用事があるって言うだけなんだけど
すごく怖い
どんな顔をすれば
どんな言葉をかければ・・・

すぐ謝るの
すぐいじけるの
すぐ役立たずって言うの
そういうのって良くないと思う
絶対表情とかに出るし
その時はそう言った方がいい気がするけど
良い気分になる人は居なくても悪い気分になる人はいるはず
どうしてそんなに自分を卑下する必要があるのか
どうして悪くもないのに謝るのか
自分では全然わからない
でも口から言葉が出てきちゃう

すぐ役立たずって思うの
すぐいじけるの
すぐ謝るの

PTSDについて調べてみた。
思い当たるふしがあった。
もちろん私はPTSDなんかじゃない。
思い当たるといっても口に出すのも憚られるほど軽いものだ。

この先の自分に不安な要素はたくさんある。
でもすべては時間とともに消えるものだと思っている。
それも比較的短時間のうちに。
だからなるべく気にしないようにしている。

もう4年か〜。
4年も経っちゃった。
当時の大学1年せいが社会人になっちゃった。
それなのに私はまだ何かを引きずっている。
4年もの時間をかけても何も新しくなれなかった。
かなり淡くはなったけどまだ覚えている
あの張り詰めた空気も血走った目も泡を吹いている口も。

どこの誰といても
自分が浮いている気がする

それなのに
必死に私についてこようとする人は
もっともっと浮いている

私は一人
大きな風船の中に居て
他の誰とも空気を共有できない

かつては憧れ敬い親しくなろうとした人が
今はただのおじさんにしか思えません。
1個気になりだしたらあんなことやこんなことも気になって気になって。
そうなってしまうと私はつめたくしてしまうんですよね。
私のことはかなり気に入ってもらっているようなのですが(それがまた嫌だったりもする)
もう遊べないかも。

着実に友達減らしてます。
別では増やしまくりだけど。

一言一言にトゲがある。
非常にむかつく。

どんなにひどいやつでも一緒にいる！
とか宣言しておいて
数日後にはシカト。
ネット上の会話こそできるものの
トゲトゲ

だから「一緒にいる！」とかふざけた宣言すんなって言ったのに。
アホか？

この先たとえ
誰かに愛されその人を愛することができたとしても
間違いなく私は怒りのエネルギーを爆発させるし
平穏をぶち壊したくなるだろう

もう

戻れないのだ

本当は強く愛されたい
本当は強く愛されたい
でもきっと私はこれからも誰かに愛されることを拒絶するし
誰かを愛することも拒否するだろう

GWの吉祥寺は
みんな一定の浮かれ具合だ
人は多いけど今日は人ごみに酔わない
ただ酸素が足りない
井の頭公園の鯉のように口をパクパクさせることもできいない

8ヶ月ぶりのペパカフェフォレストは
8ヶ月前と違って賑やかだ
たくさんの話し声
食器のぶつかる音
でもここには酸素があった

○Oo。..○o。.Oo。○Oo。..○o。.Oo。○Oo..○

Dという男の子は
5つくらい若く見えた
個性的な黒ぶちメガネにニット帽、ダメージデニム
オシャレでかわいい　それが第一印象だった

2日間かけて私はDを観察した
クセの強い笑顔　日に焼けた顔
優れた運動能力　キレイな筋肉の脚
Tシャツから覗いたお腹に
硬すぎることもなく柔らかすぎることもないそのお腹に
触れたいと思った
焼肉をつつく腕にも触れたいと思った

東京に出てきても方言で話す彼と
共通のキライな食べ物を見つけて
静かに喜ぶ

私が比較的よく遊ぶ女の子
そのテンションについてゆけなくなった
うるさいな
と思ってしまう
太ってるな
とか
ヘタクソだな
とか
ダサいな
とかも思ってしまう

人のこといえないくせに

..。oO○.。o○。oO..。oO○.。o○。oO..。oO○

話すのが面倒になってきた
話題探しが面倒
今までそんなに気を使って話題を見つけて会話してたのかと
不思議になるくらい面倒

どんどん友達減らしてしまいそう

平穏な日々を過ごしていて
普通に仲がよくて
私はそれに安心していた
むしろその安心感に心を許してしまいそうだった

でもそれは昨日崩れた
私の勘違いだったようだ

前から時々電話はかかってきてたけど
タイミングがわるかったりして出なかった
かけなおすこともなかった
昨日の夜電話がかかってきて
ちょっと迷ったけど出てみた
そしたら話題もないのに電話を切らない
風呂上りの私は片手がふさがっているので髪を乾かすこともできない
部屋を片付けることもできない
「早く寝なよ」
というヤツが沈黙が何分続いても電話を切ろうとしない

しかもだ
しかもだ
前に軽く「〜に遊びに行こうよ」と言ったやつをだ
私はしょっちゅうそんなことばっかり誰にでも言ってるのにだ
「〜〜に行くって約束したよね。いつ行くの？」
と言ってくるのだ。
約束なんてしてない。
他で頭いっぱいだから日付なんて決められない
だいいち今はそんな気分じゃない
一応
「そのうちね」
って答えてみたら
「約束じゃなかったの？そのうちっていつ？本当に行くの？」
みたいなことを言ってきた

オマエは何なんだ？
私のオトコなのか？
その甘ったるい声は何なんだ？

その電話を早く切りたいと思った
何度もそう思った。
無理だと思った。
「まだ寝ないの？」「もう〇時だよ」
と"電話切れサイン”を送っているのにもかかわらず
ろくな話題もないのに電話を切らなかった。
無理です
そんなあなたは無理です
重い重い
私はやっぱり他人の感情なんて受け止められない

その?
みんなで寝転がって空を見ていて
起き上がってT君と話していた。
ふと視線を感じて見てみると
じーっと、kmは寝転がったまま私を見ていた。

その?
みんなで寝転がっていて
kmは私の手袋(着用中)に興味を示し
しばらく私の手袋で遊んでいた。
そしてそのまま動かなくなったと思ったら
さりげなく手をつないでいる状態に。
他の子がすぐそこにいて
多分見ているだろうに。

それからあまりメールをしなくなった。
こっちから連絡を取らなくなった。
でも土日はまた普通に遊んできた。

ちょっと引いてしまった

その居心地のよさにはまっている
その安堵感にはまっている
一緒にいるとすごく安心できるのは確か
楽しいのも確か
でもどこかに
「微妙なラインでキープしておこう」
という考えがある

「しんどいよ」
そう誰かに言いたい時
まっさきにメールしてみる
だって
確実に返事がくるし
そういうメールを送ると親密そうな雰囲気を漂わせられるかな
と思い浮かぶから
相手が「頼られてる」って勘違いしてくれるかな
とか
ちょっと計算に入っていることは確か

たまに
そう言う自分の考えは
これ以上深入りしないようにというブレーキの意味で
自分で自分に暗示をかけているのかな？とも思うけど、
やっぱりどこかで何かを計算している

でも
その居心地のよさと
安堵感にはまっている
それは確か

この人大好きだな
すごく愛おしいな
と思うことがこの頃たくさん

みんな男の人で
それぞれ愛おしさの種類が違うけど
どの愛おしさも大切で

いつも一緒に居たり
その笑顔を見ていたいだけだったり
ピッタリくっついたり

いろんな人がいて
いろんな愛おしさがあって
でもそれ以上にはならなくて

そういう感情を繰り返していると
どんどん恋愛対象として人を見ることがなくなるんだな
と

でもその愛おしさは
なかなかステキな感情で
もっとたくさんの愛おしい人に出会いたいなと思う

「〇〇君は彼女ができて雪山どころじゃなくないらしいよ。涙」
こんなメールが来た。km君からだ。
そして私
「来年あたりkmも彼女ができて雪山どころじゃなくなっちゃったり？笑」
と。
この時点で私はすごくひどいレスを返しているわけです。
何てひどい女なのでしょう。

その後
「彼女と別れたからこそ遊びまくれるんじゃん。そういう考えじゃダメなの？」
とフォローしてみたものの、それじゃぁ済まないんだろうと思ってみた。
要は「俺は寂しい」と言いたいのだろう。
それを私に訴えられてもね。
私にはどうする事もできない。
その寂しさは理解できないし。
遊び相手にはなれるけど、
その気になれば彼女にもなれるけど、
でもきっとその寂しさは理解できないし埋めてあげられないと思う。

失恋の歌は好きだけど失恋した人の気持ちはわからないし。
彼女に裏切られた気持ちもわからないし。
好きな相手が自分の気持ちを知りながら無神経な言葉をかけたり
何も考えずにヘラヘラ笑われる人の気持ちもわからない。

かわいそう。
本当にかわいそう。

都合よく使ってしまわないように
思わせぶりな態度を取らないように
気まずくならないように
優しくしすぎないように

友達に仲むつまじいと言われた
確かに仲むつまじいかもしれない
今はすごく不思議な関係に出来上がっている気がする
私の中ではただ友達なんだけど
その辺にゴロゴロいる男友達よりは大切で
でもそれはもしかしたら一緒に過ごしている時間が長い今だけの
一時的な感情なのかもしれない

向こうから見たら私は何を考えているかわからなくて
どう接していいのかわからないのかもしれない
でも私と一緒に居るのが楽しいらしい
私が居ないのは寂しいらしい

そういう言葉を聞かされても普通に接しつづけられる私は
強いのか？
無神経なのか？
大人なのか？
冷たいのか？
都合がいいだけなのか？

たまにたまにごくまれに
ギューっと抱きしめたくなっちゃうことがあります。
いとおしいなっていう感情が湧いたとき。
でもそれはやっぱり男としてみているというよりも
1人の人間としていとおしいなって思うわけです。

いつもいつも2人で泊りがけのお出かけをしてて、
部屋の中で2人きりになることも多いけど、
変な雰囲気にもなりません。
向こうに度胸や勢いがないことに
私は安心しています。

夜寝る前には、お互いに背中や腰をマッサージしたりするんだけど
km君が私にまたがって背中触った所で何とも思わないわけです。
お尻の近くまで手が来るとくすぐったくて逃げ出してしまいたくなります。
全然変な気分とかにならないです。
ベッドが寒くて「寒いよ」って言った時に
「じゃぁこっち入る？」って言われても入る気にもならないです。
暖かいベッドには入りたいけれど、笑っちゃいそうで。
すごくすごくすごくいい子だけどオスのニオイがしない。

何かの会話をしてる時も「抱きしめてあげようか？」って言われたけど
その細い腕や背中に抱きしめられることが想像できなくて、
どちらかというと私が抱きしめてあげたくなるくらいで、
笑っちゃいそうだから抱きしめて欲しくないって思います。

こんな不思議な関係で今は落ち着いているけれど
ずっと続くとは考えにくい
いったいいつまで続くのだろう
私にとっては心地いいんだけどな
ちょっと申し訳ない気がするのを除いては。

髪が長くなると
恋愛あれこれが出てくる気がします。
気のせいですか？
多分気のせいじゃないです。
でもベリーショートの方が評判はいいです。
男の子になるだけなんですけどね。
私の髪が伸びると
「準備OK」に見えるのでしょうか？
ベリーショートの時に限って太ってるということもあるかもしれません。
数年に1度舞い込む何かの周期が、たまたま髪を伸ばす時期に合うのかもしれません。
でも
髪が長くなると
恋愛あれこれが出てくる気がします。

出てきたところで基本的に私の生活は何も変わらないんですけれども。

..。oO○.。o○。oO..。oO○.。o○。oO..。oO○

時間が経って
少しだけ幸せな気持ちになりました。

なぜかって

これだけ私の近くに居る人が、好きだと言ってくれたわけです。

つまりは

私がやたらキレるのも大雑把なのも料理できないのも化粧さぼるのも
筋肉質なのも太ってるのも運動バカなのも気が強くてプライド高いのも
負けず嫌いなのにヘタレで嫌味ったらしくて理論的に誰か攻撃したり
実はカラダ弱かったりいつも貧乏だったり冷たかったり毒吐いたり
ゲロ吐いたり無茶したり調子に乗ったり凹んだりすぐ顔テカったり
すごく疲れて体調悪い時イビキかいちゃったのも醜態も悪態も知ってて

それなのに

好きだと言ってくれたわけです。

こんな最低な人間にホレちゃうバカもいるんだなぁ〜と思いながら
顔が少しニヤけてしまったのでした。
彼はこれからもっと大変だと思うけどね。

なぜなら

私が何事もなかったかのように普通だから。

♂「俺ね、JUNのことが好きなの。それが言いたくて電話したの」

J「あ、そう」

♂「・・・・・・・」

J「今まで通り変わらずでいいですか？」

♂「うん」

J「あい」



誰かに好かれると
好きじゃない相手でもムフフってちょっと嬉しくなると思ってた。
でも今回は違う意味で笑ってしまった。
いつかこういう時が来ちゃうのかな〜って思ってたから。
なんかおかしくて。
でも私が相手との関係を維持しようとするのは異例のこと。
通常なら連絡を絶つとか距離を開けるとかするのに。
とりあえず維持で。
この先どうなることやら。

バスの中、女友達が寝ている間に
彼は私に寄り添い　顔を近づけた。
私は驚いてそのまま動けなくなった。
すると彼は耳元でそっと囁いた。
その声は優しくて　言葉が柔らかく心に届いた。


「きのこ」


彼はそう囁いた。
確かにそう囁いた。
私がキノコを嫌いなことをよく知っているのに。
キノコと囁いたのだ。

カチーン